クリスマスに合う絵本(高学年~大人)
クリスマスに合うお話、しかも高学年に
ふさわしいしっとりとした絵本を選び
ました。
『アンナの赤いオーバー』
(ハリエット=ジィーフェルト:作 アニタ=ローベル:絵 松川真弓:訳 評論社)
- 作者: ハリエットジィーフェルト,アニタローベル,松川真弓
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
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戦争が終わった冬。アンナは新しい
オーバーを作ってもらいます。
でも、物もお金も無い時代。
アンナとお母さんは金時計を持って、
農家から羊毛と交換してもらい、
ランプと引き換えに糸をつむいでもらい
ネックレスと引き換えに布地を織って
もらい、
ティーポットと引き換えにオーバーを
仕立ててもらった。
クリスマスにはオーバーを作ってくれた
人たちを招待してパーティーを開き、
楽しい一夜を過ごしました。
淡々とした展開ですが、戦後の物の無い
状況で、人々が堅実に生き、一着の
オーバーを大切に作る姿にあたたかさを
感じます。
『ビロードのうさぎ』
(マージェリィ=W=ビアンコ:作・絵 酒井駒子:訳 ブロンズ新社)
- 作者: マージェリィ・W.ビアンコ,酒井駒子
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 6人 クリック: 89回
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クリスマスにプレゼントされたビロード
のうさぎは、ぼうやにとても大切にされ
ます。
人間に大切にされたおもちゃは
「ほんもの」になれると聞き、うさぎは
幸せでした。
しかし、ぼうやが病気になり、それが
治ったと思ったら、病原菌の残るうさぎ
は処分されることになります。
そこへ、妖精が現れうさぎは「ほんもの」
のうさぎになり、ぼうやを見守るのでした。
少しトイストーリーに似ていますね。
(トイストーリーが真似したのかも?)
子どもだけでなく、大人の心にもぐっと
くるお話です。
『急行「北極号」』
(クリス=ヴァン=オールズバーグ:作・絵 村上春樹:訳)
- 作者: クリス・ヴァン・オールズバーグ,Chris Van Allsburg,村上春樹
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2003/11/10
- メディア: 大型本
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クリスマスイブの夜。家に「北極号」が
やってきます。
北極号に乗り込み北極点に向かうと、
プレゼント第一号に僕のプレゼントが
選ばれます。
僕がプレゼントに選んだのは、サンタの
そりについていた鈴。
しかし、再び北極号に乗り込むと、鈴を
失くしてしまったことに気が付きます。
家に帰り翌朝目を覚ますと、プレゼント
の中に失くした鈴が。
その鈴の音は大人には聞こえない特別
な鈴でした。。。
大人になった主人公が、子どもの頃の
体験を語る、という形で話が進みます。
絵がとても美しく、手元に置いておき
たくなる本ですね。
大人でも十分楽しめます。