ニワトリが出てくる絵本
今年は酉年、ということで、
ニワトリが出てくる話を集めました。
『ロージーのおさんぽ』
(パット=ハッチンス:作・絵 わたなべしげお:訳 偕成社)
ニワトリのロージーが散歩に出かけます。
そのあとをつけてくるキツネ。
ロージーはマイペースに散歩を続けます
が、ロージーに襲いかかろうとする
キツネは失敗ばかり。
しかも、それが絵でのみ語られる上手さ
です。さりげないユーモアがいいですね。
2分程度で読めるので、時間調整に。
『コッケモーモー』
(ジュリエット=ダラス=コンテ:作 アリソン=バートレット:絵 徳間書店)
- 作者: ジュリエットダラス=コンテ,アリソンバートレット,Juliet Dallas‐Cont´e,Alison Bartlett,たなかあきこ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 大型本
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自分の鳴き声を忘れたおんどり。
いろんな鳴き声を試してみますが、
どうしても思い出せない。
そんなある晩、キツネが家畜たちを
襲いに来ます。
危険を察知したおんどり。とっさに
大きな声で鳴きました。
「コッケ コッコー!」
鳴き声も思いだし、キツネも追い払い
めでたしめでたし。
単純なお話で低学年向けです。
キツネが可愛く描かれているのが、
ちょっと残念です。
『ねことおんどり‐ロシアのむかしばなし』
(内田莉莎子:文 小野かおる:絵 福音館書店)
ねことおんどり―ロシアのむかしばなし (日本傑作絵本シリーズ)
- 作者: 内田莉莎子,小野かおる
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1997/06/25
- メディア: 単行本
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ロシアの昔話です。
ねことおんどりがおばあさんの所から
家出して森で暮らすことになりました。
ねこは出かける時、キツネに気を付けて
と注意をしていくのですが、
キツネがおんどりを挑発して歌い、
おんどりはまんまとそれに引っかかって
しまいます。
何度も同じように騙され連れ去られる
おんどり、でもその度に助けるねこ。
おんどりバカだな~と呆れて笑って
しまいます。
ロシア民話は歌がある話が多いので
読むのは少し工夫がいりますが、
話は面白いです。