読み聞かせ日記

小学校で読み聞かせやってます。ゆるシンプルライフも目指しています。

読み聞かせで好評だった絵本や、自分が読んだ本のこと、生活のことなど書いています。絵本を季節やテーマでカテゴリー分けして掲載していますので、ぜひ過去記事も見てみてください。

雪にまつわる昔話

『ゆきおんな(むかしむかし絵本 22)』

松谷みよ子:文 朝倉摂:絵 ポプラ社

 

ゆきおんな (むかしむかし絵本 22)

ゆきおんな (むかしむかし絵本 22)

 

 

もさく・みのきち親子はふぶきの夜を

山小屋で明かす。

そこに雪女が現れ、もさくは命を失う。

 

翌年、みのきちの元に美しい女が訪ね

てきて結婚する。

子どももでき幸せな生活をしていたが、

ある雪の晩、雪女に出会った話をして

しまう。

その話を聞くと嫁は「私があのときの

雪女です」といい、雪の中へ消えて

しまう。

 

有名な雪女の話。これは長野県白馬岳

周辺に伝わる話です。

 

雪女と子どもたちの絵は温かで柔らかい

色調ですが、それ以外は寒々とした

雪景色。

そのコントラストが印象的です。

 

 

『ゆきむすめ』

(内田莉莎子:文 佐藤忠良:絵 福音館書店

 

ゆきむすめ (こどものとも絵本)

ゆきむすめ (こどものとも絵本)

 

 

ロシアの民話を、『おおきなかぶ』と

同じ作者が描いています。

 

子のないおじいさんとおばあさんが、

雪で女の子の像を作りました。

その女の子が本当に動き出し、2人の

娘になりました。

 

ゆきむすめは暑い夏は外を怖がって

出ませんでしたが、ある時近所の

子どもたちに誘われて森へ出かけました。

 

夕方になりたき火を飛び越して遊んで

いたら、ゆきむすめは消えてしまいました。

 

雪の儚さが感じられる話です。