「はなさかじい」の絵本
よく知られた昔話ですが、あらすじは
知っていても、きちんと話を聞いたこと
がない子もいるかと思い、読み聞かせに
使おうと思いました。
話の内容はどの本もほぼ同じです。
白い犬の登場のしかたが本によって
少しずつ違ったり、隣のじいさんが
「欲深」と表現されていたりいなかったり
と細かい違いはあります。
『はなさかじい(松谷みよ子むかしむかし)』
絵が幼い印象ですが、遠目が効いて見やすく
話の筋がよくわかります。
クライマックスの枯れ木に花を咲かせる
ところは一面ピンク色で映えますね。
松谷みよ子さんの文がとても読みやすく、
一番のお気に入りです。
『はなさかじい(日本むかし話)』
こちらも松谷みよ子さんの文ですが、
1冊目のものより長いです。
瀬川康男さんの絵は味があっていいの
ですが、4色刷りということもあり、
少し見えづらい気がします。
自分の手元で読む方が良さがわかるかも
しれません。
『はなさかじい(むかしむかし絵本15)』
こちらも絵が細かく書き込まれていますが、
色彩が鮮やかなので、遠目が効くかと
思います。
文は擬音語が多く語りの雰囲気が残って
いますね。
『はなさかじい(てのひらむかしばなし)』
このシリーズは本が小さいので、読み聞かせ
よりご自宅に置いておくのに適していますね。
絵は大きくハッキリしているので、少人数
であれば読み聞かせにも使えます。