グリム童話をもとにした絵本

グリム童話を元にした絵本を集めました。

『ねむりひめ』

（フェリックス=ホフマン:絵　瀬田貞二:訳）

ねむりひめ (世界傑作絵本シリーズ)

ディズニーでも有名になった話です。

いばらの生い茂る城の塔に眠り続ける

王女を、王子が助けに来る・・・

とても有名な話です。

ホフマンの美しい絵が話をさらに味わい

深いものにしています。

ホフマンが娘のために描いた本だそう

です。表紙からも娘に対する父の愛が

あふれています。

大人の鑑賞に堪える本です。

同じ作者で『おおかみと七ひきのこやぎ』

もあります。こちらもおすすめです。 

おおかみと七ひきのこやぎ (世界傑作絵本シリーズ)

『金のガチョウ』

（バーナデット=ワッツ:絵　福本友美子:訳）

金のガチョウ (グリム絵本)

ワッツも昔話の絵本をたくさん描いて

いる作家です。

絵がとてもかわいらしいのですが、

細かく書き込まれているので

遠目が効かないものもありますが、

この本は読み聞かせでも使えると思い

ます。

話は、小人を助けた男が金のガチョウを

もらい、それがきっかけに困難を切り抜け

お姫様と結婚する話です。

自分が子どもの頃に聞いて印象に残って

いたので、ぜひ今の子どもたちにも。

『ルンぺルシュテルツヘン』

（ポール=ガルドン:絵　乾侑美子:訳　童話館）

ルンペルシュティルツヘン (グリムの昔話)

小人に助けてもらうお返しに、将来

生まれる我が子を渡すよう約束する。

子どもが生まれ、小人に渡すよう迫られ

た時、小人の名前を言い当てたら許すと

言われる。

方々に使いを出し、小人の名前を盗み聞き

して言い当てると、小人は自らを真っ二つ

に引き裂いてしまう。

とても不思議な話です。

名前の重要性など、いろいろ含みがあるの

かなと想像が膨らみます。

最後に自分で自分を真っ二つにしまう

場面も驚きます。