いたずらっ子が出てくる絵本

『だめよ、デイビッド！』

（デイビッド シャノン:作　小川 仁央:訳　評論社)

だめよ、デイビッド (児童図書館・絵本の部屋)

いたずらっ子のデイビッド。

おふろでさわぐ、おもちゃはちらかす。

どろんこで家に入っちゃう。

そのたびにママは、「だめ!だめ!だめよ!」

ってばかり。

大失敗しても最後はママにぎゅーっと

されてにっこり。

良く見たら作者の名前もデイビッドですね。

３分程度で読めて、笑えて、優しい

気持ちになれる本です。

『かいじゅうたちのいるところ』

（モーリス・センダック:作 じんぐう てるお:訳　冨山房)

かいじゅうたちのいるところ

マックスはいたずらの罰に、夕食ぬきで

寝室に閉じ込められる。

ところが部屋がいつの間にか森になり

船に乗ってかいじゅうたちのいるところに

たどりつく。

そこでマックスはかいじゅうたちの王様に

なるが、ホームシックになりまた家に戻る。

自分の部屋に戻ってみると、まだ温かい

夕食が置いてあった。

長く愛されている絵本です。大人より

子どもが喜ぶ本ですね。

最後、夕食が置いてあるところに母の愛を

感じます。

『あくたれラルフ』

（ジャック ガントス:作　ニコール ルーベル:絵　いしい ももこ:訳　童話館出版)

あくたれラルフ

ラルフはひどい“あくたれ”ネコでした。

でもセイラはラルフが大好きでした。

でもある日、サーカスに乱入しめちゃくちゃに。

家族も堪忍袋の緒が切れて、ラルフを

サーカスに置き去りにします。

ラルフはサーカスでしごかれ、逃げ出し

世間の厳しさを知ります。

そこへセイラが探しに来てくれて、

もう二度とあくたれをしないと思うのですが…

やっぱり時々あくたれてしまうのでした。

ラルフのあくたれっぷりがひどくて笑って

しまいます。最後に改心しつつも、やっぱり

誘惑に負けちゃうところがまた、憎めない

ところですね。