バージニア・リー・バートンの絵本
今日は長年読み継がれている名作を
紹介します。
絵が小さいところがあるので、大勢への
読み聞かせより、おうちで親子で楽しむ
絵本です。
『いたずらきかんしゃちゅうちゅう 』
(バージニア・リー・バートン:作絵, むらおか はなこ:訳 福音館書店)
- 作者: バージニア・リー・バートン,むらおかはなこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1961/08/01
- メディア: ハードカバー
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ちゅうちゅうは真っ黒できれいな機関車。
客車を引くのに飽き、遠くの駅まで一人で
出かけてしまいます。
でもスピードを上げすぎて止まらなくなって。。。
「ちゅうちゅう」は「シュッポッポ」みたいな意味
だそうです。
ちゅうちゅうって女の子だということに、
しばらくしてから気づきました。
日本だと男の子として描かれそうですが、
ジェンダーフリーな感じがいいですね。
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』
(バージニア・リー・バートン:作絵, いしい ももこ:訳 福音館書店)
はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー (世界傑作絵本シリーズ)
- 作者: ばーじにあ・りー・ばーとん,いしいももこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1978/03/20
- メディア: 単行本
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けいてぃーはキャタピラのついている赤いトラクターです。
除雪機をつけると、雪をかきのけることができました。
ある日大雪がふり、ほかの雪かきトラックは動けなくなり、
町は雪にすっぽり包まれました。
けいてぃーは街中の道を除雪します。
火事で困っていた人も、病院へ患者を運ぶ救急車も
けいてぃーのおかげで助かりました。
このけいてぃーも女の子です。女は強し!
けいてぃーが道をつけていくたび、街の地図が描かれる
ようで、地図好きにはたまりません(?)
雪の降る前、後で見比べても楽しいです。
『せいめいのれきし』
(バージニア・リー・バートン:作絵, まなべ まこと:監修, いしい ももこ:訳 岩波書店)
地球が生まれてからの歴史が絵と文で
描かれています。
絵本という形をとっていますが、内容は
図鑑に見劣りしません。
小さい子は恐竜の絵で楽しめで、大人は
勉強になる1冊です。
『ちいさいおうち』
(ばーじにあ・りー・ばーとん:作絵, いしい ももこ:訳 岩波書店)
- 作者: バージニア・リー・バートン,石井桃子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1954/04/15
- メディア: ハードカバー
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静かなところに建っていた小さなおうち。
次第に周りに建物が建ち、街が大きくなる
につれ、小さなおうちは昔のひなぎくの
咲く丘を懐かしく思うのでした。
バートンで一番有名な本はこれでしょう。
子どもから楽しめますが、この本は大人の
方がしみじみと感じることがあるでしょう。
最後に小さなおうちが田舎へ引っ越すところ
は、より良く生きるとは何かと考えさせられます。