読み聞かせ日記

小学校で読み聞かせやってます。ゆるシンプルライフも目指しています。

読み聞かせで好評だった絵本や、自分が読んだ本のこと、生活のことなど書いています。絵本を季節やテーマでカテゴリー分けして掲載していますので、ぜひ過去記事も見てみてください。

バージニア・リー・バートンの絵本

今日は長年読み継がれている名作を

紹介します。

絵が小さいところがあるので、大勢への

読み聞かせより、おうちで親子で楽しむ

絵本です。

 

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう 』

バージニア・リー・バートン:作絵, むらおか はなこ:訳 福音館書店)

 

いたずらきかんしゃちゅうちゅう (世界傑作絵本シリーズ)

いたずらきかんしゃちゅうちゅう (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

ちゅうちゅうは真っ黒できれいな機関車。

客車を引くのに飽き、遠くの駅まで一人で

出かけてしまいます。

でもスピードを上げすぎて止まらなくなって。。。

 

「ちゅうちゅう」は「シュッポッポ」みたいな意味

だそうです。

ちゅうちゅうって女の子だということに、

しばらくしてから気づきました。

日本だと男の子として描かれそうですが、

ジェンダーフリーな感じがいいですね。

 

『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』

バージニア・リー・バートン:作絵, いしい ももこ:訳 福音館書店)

 

はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー (世界傑作絵本シリーズ)

はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

けいてぃーはキャタピラのついている赤いトラクターです。

除雪機をつけると、雪をかきのけることができました。

ある日大雪がふり、ほかの雪かきトラックは動けなくなり、

町は雪にすっぽり包まれました。

けいてぃーは街中の道を除雪します。

火事で困っていた人も、病院へ患者を運ぶ救急車も

けいてぃーのおかげで助かりました。

 

このけいてぃーも女の子です。女は強し!

けいてぃーが道をつけていくたび、街の地図が描かれる

ようで、地図好きにはたまりません(?)

雪の降る前、後で見比べても楽しいです。

 

『せいめいのれきし』

バージニア・リー・バートン:作絵, まなべ まこと:監修, いしい ももこ:訳 岩波書店)

 

せいめいのれきし 改訂版

せいめいのれきし 改訂版

 

 

地球が生まれてからの歴史が絵と文で

描かれています。

絵本という形をとっていますが、内容は

図鑑に見劣りしません。

小さい子は恐竜の絵で楽しめで、大人は

勉強になる1冊です。

 

『ちいさいおうち』

(ばーじにあ・りー・ばーとん:作絵, いしい ももこ:訳 岩波書店)

 

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

 

 

静かなところに建っていた小さなおうち。

次第に周りに建物が建ち、街が大きくなる

につれ、小さなおうちは昔のひなぎく

咲く丘を懐かしく思うのでした。

 

バートンで一番有名な本はこれでしょう。

子どもから楽しめますが、この本は大人の

方がしみじみと感じることがあるでしょう。

最後に小さなおうちが田舎へ引っ越すところ

は、より良く生きるとは何かと考えさせられます。