かさが出てくる絵本
『おじさんのかさ』
黒いかさが自慢のおじさんは、雨の日に
かさをさしません。
ところがある日、子どもたちの
「雨がふったらポンポロロン♪」
という声を聞き、雨の中かさを開いて
みます。
すると雨がかさにあたってすてきな音
を出します。すっかり気に入ったおじ
さん。ご機嫌で家に帰りました。
子どもの他愛ない会話におじさんが
動かされるところがいいですね。
雨の日の楽しさが伝わります。
『かさどろぼう』
(シビル ウェッタシンハ:作・絵 猪熊 葉子:訳 徳間書店)
- 作者: シビルウェッタシンハ,Sybil Wettasinghe,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: ハードカバー
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町へ出かけたキリ・ママおじさんは、
生まれて初めてかさを見ました。
「なんてきれいでべんりなものだろう」
とかさを買って帰る途中、かさが
盗まれてしまいました。
その後何度もかさを買って持ち帰ろう
としますが、必ず同じ喫茶店で盗まれて
しまいます。
そこで、キリ・ママはかさに紙吹雪を
仕込み、どろぼうの後を追うと、
森の中で自分のかさを見つけます。
キリ・ママは1本だけ残して持ち帰り、
自分の村でかさ屋を開き一儲けします。
再度森の中へどろぼうを探しに行くと
犯人はいたずら子ザルでした。
スリランカの作家の絵本です。
絵からもエキゾチックな雰囲気が出ていて、
面白いです。
おおらかでクスっと笑える話も素敵です。
『かさの女王さま』
(シリン・イム ブリッジズ:作 ユ テウン:絵 松井るり子:訳 セーラー出版)
- 作者: シリン・イムブリッジズ,ユテウン,Shirin Yim Bridges,松井るり子
- 出版社/メーカー: セーラー出版
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 大型本
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かさ作りを生業とする村の少女ヌットは、
その年1番の絵と王様に認められた「かさの
女王さま」になることを夢見ています。
ヌットはかさの絵を描き始めますが、伝統的
な絵ではなく自分の描きたいものを描き、
家族に注意されます。
しかし、王様はヌットの自由闊達な絵をお気に
召し、「かさの女王さま」になりました。
タイが舞台の話です。
話の中の季節はお正月ですが、暖かそうな
絵柄なのであまり季節は気にせず使えます。