読み聞かせ日記

小学校で読み聞かせやってます。ゆるシンプルライフも目指しています。

読み聞かせで好評だった絵本や、自分が読んだ本のこと、生活のことなど書いています。絵本を季節やテーマでカテゴリー分けして掲載していますので、ぜひ過去記事も見てみてください。

かさが出てくる絵本

『おじさんのかさ』

佐野洋子:作・絵 講談社

 

おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

 

 

黒いかさが自慢のおじさんは、雨の日に

かさをさしません。

 

ところがある日、子どもたちの

「雨がふったらポンポロロン♪」

という声を聞き、雨の中かさを開いて

みます。

 

すると雨がかさにあたってすてきな音

を出します。すっかり気に入ったおじ

さん。ご機嫌で家に帰りました。

 

子どもの他愛ない会話におじさんが

動かされるところがいいですね。

雨の日の楽しさが伝わります。

 

 

『かさどろぼう』

(シビル ウェッタシンハ:作・絵 猪熊 葉子:訳 徳間書店

 

かさどろぼう

かさどろぼう

 

 

町へ出かけたキリ・ママおじさんは、

生まれて初めてかさを見ました。

「なんてきれいでべんりなものだろう」

とかさを買って帰る途中、かさが

盗まれてしまいました。

 

その後何度もかさを買って持ち帰ろう

としますが、必ず同じ喫茶店で盗まれて

しまいます。

そこで、キリ・ママはかさに紙吹雪を

仕込み、どろぼうの後を追うと、

森の中で自分のかさを見つけます。

キリ・ママは1本だけ残して持ち帰り、

自分の村でかさ屋を開き一儲けします。

 

再度森の中へどろぼうを探しに行くと

犯人はいたずら子ザルでした。

 

スリランカの作家の絵本です。

絵からもエキゾチックな雰囲気が出ていて、

面白いです。

おおらかでクスっと笑える話も素敵です。

 

『かさの女王さま』

(シリン・イム ブリッジズ:作 ユ テウン:絵 松井るり子:訳 セーラー出版)

 

かさの女王さま

かさの女王さま

  • 作者: シリン・イムブリッジズ,ユテウン,Shirin Yim Bridges,松井るり子
  • 出版社/メーカー: セーラー出版
  • 発売日: 2008/12/01
  • メディア: 大型本
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かさ作りを生業とする村の少女ヌットは、

その年1番の絵と王様に認められた「かさの

女王さま」になることを夢見ています。

 

ヌットはかさの絵を描き始めますが、伝統的

な絵ではなく自分の描きたいものを描き、

家族に注意されます。

しかし、王様はヌットの自由闊達な絵をお気に

召し、「かさの女王さま」になりました。

 

タイが舞台の話です。

話の中の季節はお正月ですが、暖かそうな

絵柄なのであまり季節は気にせず使えます。