読み聞かせ日記

小学校で読み聞かせやってます。ゆるシンプルライフも目指しています。

読み聞かせで好評だった絵本や、自分が読んだ本のこと、生活のことなど書いています。絵本を季節やテーマでカテゴリー分けして掲載していますので、ぜひ過去記事も見てみてください。

モンゴルの絵本

モンゴルを舞台にした絵本です。

 

『おかあさんとわるいキツネ』

(イチンノロブ・ガンバートル:作, バーサンスレン・ボロルマー:絵, つだのりこ:訳 福音館書店)

 

おかあさんとわるいキツネ (世界傑作絵本シリーズ)

おかあさんとわるいキツネ (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

モンゴルの北の森には、赤ちゃんをねらう

悪いキツネがいます。お母さんは、

赤ちゃんにウサギやトナカイのふりをさせ

赤ちゃんを守ろうとします。

でも、ある日、とうとう、キツネは赤ちゃんを

さらっていってしまいます。

お母さんは大トナカイに乗り、吹雪の中

キツネを追いかけ、赤ちゃんを取り戻します。

そして赤ちゃんの上に、キツネの形の皮を

吊るし、二度とさらわれないようにしたのです。

 

お母さんのアイデアの豊富さ、勇敢さに

惹かれる絵本です。

寒い地方の話なので、冬が似合うと思います。

 

『バートルのこころのはな』

(イチンノロブ ガンバートル:作, バーサンスレン ボロルマー:絵, 津田 紀子:訳 小学館)

 

バートルのこころのはな

バートルのこころのはな

 

 

バートルは、おじいちゃんから

「心の花の朝露を集めてお茶を飲むと

長生きできる」という話を聞いて、

お母さんに飲ませてあげようと

心の花を探しに夜ふけの森に馬で出かけました。

森に入ると恐ろしい化け物の声が聞こえます。

森を駆け抜け夜が明けると、そこには

白い花が。「こころのはな」を持ち帰り

家族みんなでお茶を飲みました。

 

これも同じ作家の絵本です。

シンプルな話なので読み聞かせに使い

やすく、モンゴルの生活が垣間見える

ところも、魅力的です。