モンゴルの絵本
モンゴルを舞台にした絵本です。
『おかあさんとわるいキツネ』
(イチンノロブ・ガンバートル:作, バーサンスレン・ボロルマー:絵, つだのりこ:訳 福音館書店)
モンゴルの北の森には、赤ちゃんをねらう
悪いキツネがいます。お母さんは、
赤ちゃんにウサギやトナカイのふりをさせ
赤ちゃんを守ろうとします。
でも、ある日、とうとう、キツネは赤ちゃんを
さらっていってしまいます。
お母さんは大トナカイに乗り、吹雪の中
キツネを追いかけ、赤ちゃんを取り戻します。
そして赤ちゃんの上に、キツネの形の皮を
吊るし、二度とさらわれないようにしたのです。
お母さんのアイデアの豊富さ、勇敢さに
惹かれる絵本です。
寒い地方の話なので、冬が似合うと思います。
『バートルのこころのはな』
(イチンノロブ ガンバートル:作, バーサンスレン ボロルマー:絵, 津田 紀子:訳 小学館)
- 作者: イチンノロブガンバートル,バーサンスレンボロルマー,Ichinnorov Ganbaatar,Baasansuren Bolormaa,津田紀子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/31
- メディア: 大型本
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バートルは、おじいちゃんから
「心の花の朝露を集めてお茶を飲むと
長生きできる」という話を聞いて、
お母さんに飲ませてあげようと
心の花を探しに夜ふけの森に馬で出かけました。
森に入ると恐ろしい化け物の声が聞こえます。
森を駆け抜け夜が明けると、そこには
白い花が。「こころのはな」を持ち帰り
家族みんなでお茶を飲みました。
これも同じ作家の絵本です。
シンプルな話なので読み聞かせに使い
やすく、モンゴルの生活が垣間見える
ところも、魅力的です。