「雪」が出てくる本（高学年）

この２冊は高学年向けです。

『雪の写真家ベントレー』

（ブリックス=マーティン=ジャクリーン:作　メアリー=アゼアリアン:絵　千葉茂樹:訳　ＢＬ出版）

雪の写真家ベントレー

小さな農村に生まれたベントレーは

何より雪が大好きだった。

高価なカメラを両親に買ってもらい、

彼は雪の撮影にのめりこんだ。

さまざまな工夫をして雪の結晶の撮影

に成功し、世界中の人々に雪の美しさ

を伝えた。

実在した雪の研究者の伝記です。

ひたむきに一つのことを追及する姿勢に

惹かれます。

『モチモチの木』

（斎藤隆介:作　滝平二郎:絵　岩崎書店）

モチモチの木 (創作絵本6)

夜中にひとりでおしっこにもいけない豆太。

ある夜、変な音がして目覚めたら、

じさまが苦しそうに倒れていた。

臆病者の豆太も夢中で家を飛び出し、

ふもとのお医者様を呼びに駆け出した。

お医者様を家に連れ帰り、ふと後ろを

ふりむくと、モチモチの木が輝いていた。

滝平二郎氏の版画が美しく、豆太の

頑張りに心をつかまれます。

初冬、初雪の降るころに。