「柿」が出てくる本
秋といえば柿、ですね。
柿がなっている風景は日本の秋と
いう気がします。
『さるかに』
『かにむかし』
どちらも「さるかに合戦」です。
内容はほぼ同じです。
絵も、どちらも見やすいですので
どちらを選ぶかは好みですね。
私は『さるかに』の絵の方が好みなので
こちらを持っています。
『ざぼんじいさんのかきのき』
(すとうあさえ:文 織茂恭子:絵 岩崎書店)
けちなざぼんじいさんは、柿をまあばあさんに
にやるまいと、葉っぱや枝ばかりくれます。
でもまあばあさんはもらった葉や枝を
おもちゃに再利用。子どもたちも大喜び。
柿を奪われまいとするあまり、ついに柿の木
を切ってしまうざぼんじいさん。
でもまあばあさんは柿の種を植えてあげて、
ざぼんじいさんも自分が間違っていたことを
認めます。
けちにもほどがある、と思わずにいられない。
でも最後にはおばあさんと子どもたちが
優しくて、ほっこりします。