年末年始に読みたい絵本
お正月を感じさせる絵本を探してみました。
びんぼうがみとふくのかみ (子どもがはじめてであう民話 9)
- 作者: 大川悦生,長谷川知子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1980/03
- メディア: 単行本
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ある家に貧乏神が住み着いていましたが、
家の者がよく働いて裕福になってきたので
「ここさ いられなくなった。
かわりに ふくのかみが くるべえ」
と、肩をすぼめていうのです。
家の者は貧乏神をなんだか気の毒に思って
ごちそうでもてなします。
そこへ福の神がやってきて、貧乏神に
「とっとと でてけえ!」と。
もみ合っているうちに大喧嘩になり、
家の者まで貧乏神を応援して、とうとう
福の神を追い出してしまいました。
落ちていた打出の小槌を拾い、
貧乏神が福の神になりました、と。
「100年も住んでたから」と、貧乏神を
引き止めてしまう家の人たちの優しさから
とんだ結末になる、意外性のある昔話です。
お正月飾りやおせちの意味など、
お正月に関する色々がわかりやすく
描かれています。
おうちで親子でゆっくり楽しめ、
勉強になる絵本です。