読み聞かせ日記

小学校で読み聞かせやってます。ゆるシンプルライフも目指しています。

読み聞かせで好評だった絵本や、自分が読んだ本のこと、生活のことなど書いています。絵本を季節やテーマでカテゴリー分けして掲載していますので、ぜひ過去記事も見てみてください。

一寸法師の真実(後編)

一寸法師の出典は、室町時代に書かれた

御伽草子』です。

 

御伽草子 下 (岩波文庫 黄 126-2)

御伽草子 下 (岩波文庫 黄 126-2)

 

(私は本ではなく、ネットで探しました…)

 

御伽草子では、

 

摂津国難波の里の老夫婦が住吉神社に詣で、

一寸法師が生まれた。

・12,3歳になっても一寸法師は大きくならず、

両親が「情けない、追い出してしまいたい」と

話しているのを一寸法師が聞き、家を出ることにする。

・屋敷で働き、16歳になった一寸法師

13歳になる姫を見初め、手に入れようと計画。

大切な米を姫が奪ったと濡れ衣を着せ、二人で

屋敷を出て行く。

・難波へ向かう途中、鬼ヶ島へ着く。鬼を退治し

打出の小槌を手に入れる。

・自分で小槌を振り、背を伸ばす。食料や金銀財宝も

出し、都に戻る。

・噂を聞いた帝に宮中に呼ばれ、取り立てられる。

姫と結婚し、両親を呼び寄せて豊かな生活を送る。

 

 

ちょっ…(・・;)

 

姫、略奪されてるし〜Σ(゚Д゚)

 

一寸法師人間性を疑う内容ですが、御伽草子

大人向けに書かれた話なので、まあ…

 

これを踏まえると、御伽草子に近いのは

いっすんぼうし (日本の昔話えほん)

いっすんぼうし (日本の昔話えほん)

 

こちらですね。

 

でも、両親に可愛がられたから、最後

都に呼び寄せて親孝行した、というところに

つながるような気がするのですが…

 

小さい子に手渡すなら

いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)

いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)

 

やっぱりこちらがいいかな〜?

 

他にも

いっすんぼうし (むかしむかし絵本 (11))

いっすんぼうし (むかしむかし絵本 (11))

 

 

いっすんぼうし (子どもとよむ日本の昔ばなし)

いっすんぼうし (子どもとよむ日本の昔ばなし)

 

 

内容は福音館書店のものに近いです。

安心してお子さんに読んであげられますよw