夏の風景を感じる絵本
『なつのいちにち』
(はた こうしろう:作 偕成社)
ストーリーとしては、男の子が山の中で
クワガタをつかまえる、というシンプル
なものですが、絵を見るだけで「夏!」
を感じる絵本です。
くっきりとした色使い。田舎の風景。
自分の子供時代を思い出します。
字が少ないので5分かからず読めてしま
いますが、じっくりと絵を楽しみたい本です。
(さとう わきこ:作・絵 福音館書店)
洗濯が大好きなかあちゃんは、天気が
いいとなんでも洗ってしまいます。
ネコでも子どもでも洗って干します。
そこへカミナリ様が落ちてきました。
かあちゃんは迷わずゴシゴシ洗います。
洗ったら顔が無くなってしまった
カミナリ様。かあちゃんがかわいい顔を
描いてあげたら、意外に気に入った様子。
次の日大勢のカミナリ様が洗ってもらい
にやってきて、かあちゃんが腕まくり。
「よしきた まかせときい」
男前なかあちゃんがかっこよくて
「ラムネのんだみたいにすっきりする」
絵本です。
『ウェズレーの国』
(ポール・フライシュマン:作、ケビン・ホークス:絵、千葉 茂樹:訳)
- 作者: ポール・フライシュマン,ケビン・ホークス,Paul Fleischman,Kevin Hauks,千葉茂樹
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 1999/07/01
- メディア: 大型本
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ちょっと変わった少年ウェズレーは
夏休みに自分の国を作ることにしま
した。
変わった植物を育て、ユニークな
服を作り、自分の遊びを見つける。
次第に周りの人たちも興味を示し、
それまでウェズレーをバカにしていた
級友たちもウェズレーの国にひきこま
れていく。
「自分らしく」とはどういうことか。
こんな夏休みを過ごせたらな~と
うらやましくなる絵本です。
高学年におすすめです。