読み聞かせ日記

小学校で読み聞かせやってます。ゆるシンプルライフも目指しています。

読み聞かせで好評だった絵本や、自分が読んだ本のこと、生活のことなど書いています。絵本を季節やテーマでカテゴリー分けして掲載していますので、ぜひ過去記事も見てみてください。

夏の風景を感じる絵本

『なつのいちにち』

(はた こうしろう:作 偕成社)

 

なつのいちにち

なつのいちにち

 

 

ストーリーとしては、男の子が山の中で

クワガタをつかまえる、というシンプル

なものですが、絵を見るだけで「夏!」

を感じる絵本です。

くっきりとした色使い。田舎の風景。

自分の子供時代を思い出します。

 

字が少ないので5分かからず読めてしま

いますが、じっくりと絵を楽しみたい本です。

 

『せんたくかあちゃん(こどものとも傑作集)』

(さとう わきこ:作・絵 福音館書店)

 

せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集)

せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集)

 

 

洗濯が大好きなかあちゃんは、天気が

いいとなんでも洗ってしまいます。

ネコでも子どもでも洗って干します。

 

そこへカミナリ様が落ちてきました。

かあちゃんは迷わずゴシゴシ洗います。

洗ったら顔が無くなってしまった

カミナリ様。かあちゃんがかわいい顔を

描いてあげたら、意外に気に入った様子。

 

次の日大勢のカミナリ様が洗ってもらい

にやってきて、かあちゃんが腕まくり。

「よしきた まかせときい」

 

男前なかあちゃんがかっこよくて

「ラムネのんだみたいにすっきりする」

絵本です。

 

 

『ウェズレーの国』

(ポール・フライシュマン:作、ケビン・ホークス:絵、千葉 茂樹:訳)

 

ウエズレーの国

ウエズレーの国

 

 

ちょっと変わった少年ウェズレーは

夏休みに自分の国を作ることにしま

した。

 

変わった植物を育て、ユニークな

服を作り、自分の遊びを見つける。

次第に周りの人たちも興味を示し、

それまでウェズレーをバカにしていた

級友たちもウェズレーの国にひきこま

れていく。

 

「自分らしく」とはどういうことか。

こんな夏休みを過ごせたらな~と

うらやましくなる絵本です。

高学年におすすめです。