黒井健『イーハトヴ詩画集 雲の信号』
最近、断捨離ばかりに気持ちが
向いて、絵本から遠ざかっておりました。反省。。。
桜の便りが聞こえたかと思ったら
大雪のニュースも。
春の陽気が待ち遠しい季節に
こんな本はいかがでしょう?
宮沢賢治の詩に、黒井健が
絵を描いた、絵本、というか
画集といって差支えない本です。
黒井健は岩手まで取材旅行に行き
この本を作ったそうです。
北国の厳しい冬の情景から、
緑が増え春らしくなっていく
ちょうどこの季節を切り取った
絵画たち。
春を待ち遠しく思う、東北の人々の
気持ちも描かれているようです。
とても素敵な絵本ですが、残念
ながら読み聞かせには向きません。
言葉が難しく、耳で聞いただけでは
理解が難しいのです。
漢字を読めば、何となくニュアンスは
伝わるのですが。
そして内容も明らかに大人向け。
これは大人が趣味で楽しむ本ですね。
私は独身時代に購入し、20年近く
手元に置いています。
関連本として↓の本も出ています。
春の東北へ旅したくなってしまいました。